February 17, 2008

M.ムーア監督「SiCKO」上映会

昨年劇場公開時に残念なことに見逃していたM.ムーア監督の「SiCKO(シッコ)」の上映会が地元医師会と市の主催で開催されることを知り,鑑賞。しかも無料。だけど医師会がなぜこの映画を市民に見せようと思ったのか?

地元には大きな公立病院が3つある。これまでその3つの病院で診療されていた産婦人科が,この春から2つに集約されることとなった。小児科の救急医療の問題などもかかえている。アメリカの抱える医療問題がよその国の話だけではすまされない事態を見越しての啓蒙活動なのか?

まぁ,でも無料だし,利用しない手はないと参加しました。

 

M.ムーア監督の手法は批判も多いし,注意してみないと大きな誤りを見逃すこともあるのだが,それも含めて好きな監督で,今回も楽しむことができました。

 

ただ,次の点があまりにも残念で・・・

 

まず,会場が市民会館というとても映画を上映するような環境にないところ。

ここでは,所属する地元の映画サークルでも年に1回拡大例会と称して利用しているのだが,いつも思うことは,「映画の上映に向いていないな。」入口扉を開けると外の光が直接スクリーンに当たる,音響設備が最悪などなど。今回も結構光が入ってましたし,スクリーン裏にスピーカーがないため,スクリーンから音が聞こえないといったことも感じました。

でも,そんなことよりももっと腹立たしかったのは,何を求めていたのかわからないけど,上映開始になっているスクリーンに向かってストロボ写真とってる輩。スタート直後で少しイラっとなりましたが,その後映画に没頭,エンドロールを見ながら感慨にふけってると,いきなり司会者の締めの挨拶が・・・

この失礼な行為により,M.ムーアの母への愛がぶっ飛ばされてしまいました。結局,エンドマークを見ることなく上映会終了のアナウンスが・・・

先日なくなられた市川崑監督が生前「映画を愛してください」と舞台挨拶で語られたことがあったが,この主催者たちには映画への愛は微塵もないんだろうな。

 

せっかくの楽しい映画鑑賞がだいなしに

「無料より高いものはない」をまさに感じてしまった一日でした。

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January 04, 2008

2007年度「日本インターネット映画大賞」に投票しました【外国映画部門】

新年も既に4日となりましたが・・・

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

さて、今年も「日本インターネット映画大賞」から投票依頼が届きました。

2006年よりも若干鑑賞本数は増えましたが、それでも他のブロガーさんと比べると恥ずかしいのですが、せっかくですので今年も参加します。

 

 [作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで

 ・持ち点合計は30点

 ・1作品に投票できる最大は10点まで

 

外国映画は昨年は25本を鑑賞しました。その中から選出しますね。

とはいえ順位をつけるのは大変なので、6本選び均等に配分してみました。

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『 外国映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)

  「善き人のためのソナタ   」 5点

  「約束の旅路        」 5点

  「麦の穂を揺らす風     」 5点

  「パラダイスナウ      」 5点

  「リトル・ミス・サンシャイン」 5点

  「世界最速のインディアン  」 5点

【コメント】

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【監督賞】                    作品名

  [フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク] (「善き人のためのソナタ」)

【コメント】

 33歳、初長編作品にしてこの脚本と演出。見事です。

【主演男優賞】

  [ウルリッヒ・ミューエ] (「善き人のためのソナタ」)

【コメント】

 ご冥福をお祈りします。

【主演女優賞】

  [アビゲイル・ブレスリン] (「リトル・ミス・サンシャイン」)

【コメント】

 このまま大きく・・・なったら不気味ですよね

【助演男優賞】

  [アラン・アーキン] (「リトル・ミス・サンシャイン」)

【コメント】

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February 01, 2007

地球の裏切りか?人類が地球を裏切ったのか?~不都合な真実

Futsugo

地球温暖化問題については、97年の京都議定書のこともあり、なかば日本人の常識となっており、ここで語られることについてあまり疑問に感じなかったのだが、それよりも某国においては本当にここで語られているような認識なのか?そこがどうにも理解できなかった。そのため、この「不都合な真実」、アル・ゴアのプロモーション若しくはプロパガンダなのではないかと勘ぐってしまう。でも、おそらくホントなんだろうな・・・
と、ついつい裏読みしてしまう内容のドキュメンタリーであるが、マイケル・ムーアの一連のドキュメンタリーほどのエンタメもない作品ではあるけれど、内容をどう解釈するかは別として、様々な人が観るべき映画ではあると感じた。

同様のドキュメンタリーで「ダーウィンの悪夢」も公開されている。さて、どうしようか・・・

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January 20, 2007

全ては息子のために~ヘンダーソン夫人の贈り物

新年から「麦の穂をゆらす風」「ブラッカムの爆撃機」と英国モノが続いている。
今回の映画「ヘンダーソン夫人の贈り物」も、第2次大戦前夜のロンドンの「ウィンドミル劇場」を舞台にしたドラマ。

Henderson

富豪の未亡人にして劇場のオーナー、Mrs.ヘンダーソン(ジュディ・デンチ)と彼女に雇われた劇場支配人、ヴァン・ダム(ボブ・ホスキンス)の夫婦漫才のような掛け合いが見事。
イギリス初のヌードレビューもワタシにとっては見所のひとつでした^^;

クライマックスのドイツ軍によるロンドン空襲のため劇場を閉鎖させようとする動きが起こる中での夫人の演説、(ToT)

すべては愛する息子のため、風車を回し続けたのですね。

「ブラッカムの爆撃機」のゲアリーやキットたちも「ウィンドミル・ガールズ」見たさに劇場に通ったんだろうなぁ・・・

その後も風車は回り続け、あのピーター・セラーズも舞台を踏んだそうです。

そういえば、この冬ROOTWEBで買ったBelstaffのROADMASTERも英国だ^^

Belroadmaster


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January 13, 2007

挑戦しない奴が負け犬なんだ~リトル・ミス・サンシャイン

Lms

今年の劇場3本目は、サンダンスで大絶賛だったというリトル・ミス・サンシャイン

どうみても美少女コンテストに選ばれるとは思えないような女の子、ニーチェに心酔し、パイロットになるなるまでは沈黙を貫くという兄貴、ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたグランパ、自殺未遂をしたゲイの叔父、煙草が止められないママ、そしていかにも怪しげな(儲かりそうもない)セミナーをしているパパ。とてもまともとは思えない「負け組」家族が娘の美少女コンテスト出場のために、アルバカーキ(公式サイトではアリゾナ州って書いてあったけど・・・)からカリフォルニアまでおんぼろの黄色いワーゲンバス(パパがVWって言ってたのがチョットかっこよかった)で向う米映画得意のロードムービー。

日本でもアメリカでも「勝ち組」「負け組」の2極分化が進んでいるので、やたらとこの言葉が登場しますが、「負け組」の何が悪いっていう気概が全体に流れてて、楽しめました。

クライマックスの美少女コンテストでは、あのジョンベネchanを思い出させるような女の子(美少女なのかなぁ)がたくさん登場して、ちょっと・・・

家族でワーゲンミニバスを押し掛けする姿、よかったなぁ。

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January 04, 2007

07年1本目 麦の穂をゆらす風

Muginoho2

2006年の外国映画を漢字一文字で表すと「争」か。
先日投票した「日本インターネット映画大賞」で選出した作品も全て「争」がテーマであった。
新年を迎え、今年は穏やかな映画で感動したいと思っていたが、1本目がやはり・・・

「愛するものを奪われる悲劇を、なぜ人は繰り返すのだろう。」

麦の穂をゆらす風」は1920年のアイルランドを舞台にした、独立戦争及びそれに続く内戦を描いたもの。
一線を越えてしまった兄弟の切ない物語でした。

事前の情報がなくても十分に理解できる映画ではありますが、より深い感動を得るためには、公式サイトの「麦の穂」を観る前にを読んでから臨んだ方が良いでしょう。

実は今年の第1本目は、この作品ではなく、1月2日にWOWOWで放映された「大脱走」でした。ラテ欄に「大脱走」のタイトルを見つけると必ず観てしまう(ビデオを持ってるにもかかわらず・・・)習性が・・・
マックィーンがとにかくカッコイイ。
コンな物がつい欲しくなっちゃいます^^;

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August 18, 2006

ユナイテッド93 -大切なのは忘れないこと

United93_1 職場の先輩の告別式の後、お元気であれば彼も見に行かれたであろう「ユナイテッド93」を鑑賞。

9.11の真実について、色々と語られているが、犠牲になられた方がいることは間違いのないことである。9.11を経験した我々に最も大切なのは、ヒロシマ、ナガサキと同様、記憶を風化させてはならないことだと思う。

61年目のヒロシマ・ナガサキ、小泉の靖国参拝、イギリスでの自爆テロ未遂発覚、そして先輩の急逝、いろんなことが起きた中での鑑賞・・・

前半部の平凡な時の流れは後に起こる悲劇を知っているだけに、いっそう胸を締め付けられる。

実際の機内で映画のようなことが起こったのか?それは犠牲者にしかわからない。

ユナイテッド93の乗客は自らの命を賭して目標物への墜落を阻止させたと英雄視する報道もあった。この映画の謳い文句も然り・・・
でも、この映画のなかで描かれる乗客が取った行動は、紛れもなく「生きるため」の行動そのものであった。決して感動作ではない、娯楽性もない。でもそんな映画もあるのだ。

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May 30, 2006

グッドナイト&グッドラック-テレビはメカの詰まった「ただの箱」だ

Gngl 2時間を越えるのが当たり前のようになっている今の映画で、93分は短編映画のよう。長けりゃ良いってもんじゃない好例。

全編モノクロで、BGMはJAZZ。始終紫煙が立ち昇り男臭さムンムンでした。禁煙して半年のワタシにはチョット厳しい;;

50年代、アメリカ中を恐怖に陥れた「赤狩り」をテーマにした映画は数多くあったが、この作品では市井の人々を襲った悲劇にジャーナリストとして完全と立ち向かう男たちを描いている。物語の最初と最後に語られるエド・マローの演説がこの映画の全てを語っていた。
煙草の吸い過ぎが原因でしょうか、若くして亡くなったエドが50年後の現在のTV界を見たとき、どういう演説をするのでしょうか?

一番胸に刺さったのは、番組の打ち上げの最中に仲間のホレンベックが自殺した連絡を受けるくだり・・・
彼から相談を受けたにもかかわらず、何もできず、しかも死に至らせたものは何かの確証が得られないため翌日の番組では一言訃報をコメントするのみ。このときのエドとフレッドの悲しみ・・・

いつも読ませていただいている「まつさんの映画伝道師」の中で、エドの演説が引用されてました。→コチラ

エドの演説の全文は、コチラ(原文)

でも、93分という短い時間なのに広告主のアルコアとケントのCMを流した意味は何だったんでしょうか?

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May 21, 2006

ダ・ヴィンチ・コード-公開初日なのに

Davincicode 高校生の甥っ子が原作本を読んで以来、「『ダ・ヴィンチ・コード』に連れてって」とねだられ、久々の初日鑑賞(SW2以来?)を相方と3人で試みました。
混雑してるんだろうと思いつつ入館すると、16時上映にもかかわらず6割(422席中)の入り・・・拍子抜けでした。
超拡大公開による分散?
それとも、カンヌでのブーイングが足を運ぶのを鈍らせたのでしょうか?ブランドイメージは強い?

 
さて、本題です。
過去記事「博士の愛した数式」でも書きましたが、原作を読んでから映画に挑むことをせず、しかも母国語しか理解できないワタシには、字幕が下に出たり横に出たりでそれを追っかけるのにちょっと大変でしたけど・・・途中退屈することなく見ることができ満足。

ただ、聖杯伝説やシオン修道会、オプス・デイといったキリスト教にかかわる知識がないと謎解きの興味もちょっと薄れてしまいますね。これから映画を見ようとされる方には原作を読まれてからのほうがより楽しめるかも^^といっても、文庫本3冊ですけど・・・

帰宅してからのTVの特別番組が映画のいい復習になりました。

トム君のロン毛もなれるとプロフェッサー然としてて納得、オドレィchanも相変わらずチャーミング、サー・リーのイアンお爺ちゃんも貫禄の演技。でも、最大のサプライズは巻選手・・・ではなく、色素欠乏症のポール君、まるでブレードランナーのレプリカント(ルドガー・ハウアー)みたいでした。

ルーヴル美術館内で迷子になった経験のあるワタシとカミさんは、トム君とオドレィchanが館内を見事に疾走するシーンで同じ感動をしていたようです^^;

原作の1ページ目くらいは立ち読みしてますけど、エンドロールのTVドラマでおなじみのあのテロップ、あれってなんなんでしょ?親会社の不買運動に対するお詫び文?

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April 23, 2006

ホテル・ルワンダ ~アフリカ合衆国

遅ればせながら、広島でも公開となった「ホテル・ルワンダ」見てきました。

アフリカの人々は、「ヒロシマ」を知っており、親近感を持っているそうだ。
でも、ワタシを含め多くのヒロシマの人間は「ルワンダ」のことを知らないであろう。
もし、知っていたとしても、映画の中で、ホアキン・フェニックス扮するジャーナリストの言うように、「『怖いね』といいながらディナーを食べている。」といった感じなのではなかろうか。

この映画の公開のきっかけが、インターネットでの公開を求める署名活動から生まれたものであるらしいが、そのあたりの裏話をanemoneさんのBlogで読むことができる。事実がどうなのか知る由もないが過程がどうであれ、公開されて良かったと思う。知らないことを知ることができたという意味で・・・

今回の公開に際してヒロシマのNGO団体「ピースビルダーズカンパニー」がかかわっているそうだ。主人公ポール・ルセサバギナ氏を招聘したり、4月6日のルワンダ虐殺記念日に駐日駐日ルワンダ全権特命大使を広島にお呼びし、講演を行っている。

劇場では、ルワンダ産のスペシャリティ・コーヒーが販売されていた。このコーヒーは「フェアトレード」という形態で取引売買が行われている。500g2500円という価格が適正かどうかはわからないが、生産者の増収、社会的水準の向上に繋がるのであれば購入しても良いかも・・・
それにルワンダって気候的にはコーヒーの適地なんですよね。

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