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January 22, 2007

一人の無辜を罰するなかれ~それでもボクはやってない

周防正行監督の11年ぶりの新作は、痴漢冤罪と刑事裁判の物語。
予告編から想像して、痴漢冤罪事件に巻き込まれた青年が体験する刑事裁判と無罪を勝ち取るべく家族や友人が弁護士と共に戦うコメディタッチの感動司法ドラマかと思ってたら・・・

極めて真面目な社会派ドラマでした。

日本の刑事裁判の問題に真正面から向き合ったこの作品の姿勢は見事でした。
劇中に登場する傍聴マニアはいかがなものかとは感じましたが、2009年から始まる裁判員制度により、何時自分が裁判員に選ばれるかもわからないわけですから、一度は刑事裁判がどのように行われているのか経験すべきなのかなと感じてしまいました。

しかし、「不見当」とはなんとも便利な言葉だ^^;

映画鑑賞後、1月20日付の朝日新聞のシネマプレビュー&シンポの記事を読みました。
事前に読んでおけば、もっと映画の理解が深まったと後から後悔;;

ココログ内の「それでもボクはやってない」特設サイトで、
「あなたの判決は、有罪?無罪?」という投票をやってました。

ワタシは・・・・

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Comments

こんばんは♪

第3者の証言も時として大して役に立たな
かったのも怖かったし、男としてはついつい
「明日はわが身」という思いで観てしまった
ところもあって些か薄ら寒くなってしまいま
した・・・。
最初「不見当」を「不検討」と間違って理解
しちゃいました。

Posted by: 風情♪ | January 24, 2007 at 11:51 PM

風情♪さま
コメントありがとうございました。
裁判でのやり取りって、聞きなれない言葉で一杯で、理解するのが大変^^;
実際の裁判はもっと早口で、全く理解できないらしいですね。
困ったものです、ホント

Posted by: gajumaru | January 25, 2007 at 07:35 PM

こんにちは♪
TBありがとうございました。
(こちらからのTB入っていなかったらすみません)
「不見当」って初めて知った言葉でした。
不慣れな裁判用語などを優しく示してくれながら、とても見やすくて、考えさせられて、恐くなる作品でしたね。
いつもの周防作品よりもコメディ色は薄かったですが、充分楽しめました。

Posted by: ミチ | January 25, 2007 at 09:21 PM

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