ユナイテッド93 -大切なのは忘れないこと
職場の先輩の告別式の後、お元気であれば彼も見に行かれたであろう「ユナイテッド93」を鑑賞。
9.11の真実について、色々と語られているが、犠牲になられた方がいることは間違いのないことである。9.11を経験した我々に最も大切なのは、ヒロシマ、ナガサキと同様、記憶を風化させてはならないことだと思う。
61年目のヒロシマ・ナガサキ、小泉の靖国参拝、イギリスでの自爆テロ未遂発覚、そして先輩の急逝、いろんなことが起きた中での鑑賞・・・
前半部の平凡な時の流れは後に起こる悲劇を知っているだけに、いっそう胸を締め付けられる。
実際の機内で映画のようなことが起こったのか?それは犠牲者にしかわからない。
ユナイテッド93の乗客は自らの命を賭して目標物への墜落を阻止させたと英雄視する報道もあった。この映画の謳い文句も然り・・・
でも、この映画のなかで描かれる乗客が取った行動は、紛れもなく「生きるため」の行動そのものであった。決して感動作ではない、娯楽性もない。でもそんな映画もあるのだ。
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