村の写真集を広島宝塚にて鑑賞。
この劇場は3スクリーンあるのですが、交渉人真下正義とShall We Dance?が同時公開なので、席数62のミニスクリーン(ワタシは試写室って呼んでる^^;)での公開。そこがちょっと残念・・・
この作品は、映画鑑賞の参考にさせていただいているcyazさんのサイト「京の昼寝~♪」で紹介されてたのを見て、知りました。いつもありがとうございます。
不勉強のため、作品の存在も知りませんでしたし、監督の三原光尋さんという方も知りませんでした。主演がプロハンターからの大ファン(古っTT)藤竜也さん、つい先日結婚された永遠のヒロイン原田知世さんも出演されているということで、これも楽しみにしていました。
舞台は徳島県の山間部。このあたり、吉野川沿いは学生時代に地すべり調査で毎年のように行っていたところなので、とても懐かしく感じてしまいました。
また、現在も中山間地の人達を対象にした仕事をしている関係もあり、興味深く見ることができました。
で、感想ですが、日本を日本人を見事に映し出した傑作であると断言します。
写真館の親父を淡々と演じた藤竜也はもとより、「海猿」に続いての競演となった新鋭、海東健君もなかなかのものでした。これからの活躍が期待できる男優さんになりそうです。
後はこの1月に他界された桜むつ子さん。いかにも山村にいるおばあちゃんといった感じで素晴らしかったですね。
実は、この映画を見る前にDVDで珈琲時光をみてショックを受けていたところでした。
小津安次郎生誕100年記念として、日本を見事に描いた作品でしたが、残念ながらそれを描いたのは日本人ではなかったこと・・・
でも、この作品を見て、日本人監督の中にも日本を描くことができる人がいたのだと。
21世紀のOZUと呼ばれる可能性を秘めた日本人監督がいたこと。
そのことがなによりうれしかったのでした。
ってことで、★★★★★(満点じゃなく、真緒ちゃんでてたから満天^^)
記憶に残る作品に出遭えた記念として、何年ぶりかでパンフレットを買ってしまいました。
風土は人を映し
人は風土を映す
嗚呼・吉野川ヨ
藤竜也(パンフレットより)
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